筋トレドイツ語好き大学生のブログ

筋トレとドイツ語その他さまざま考えたことなどを綴っていきます。

ゲーテB2(Goethe-ZertifikatB2)合格までの道のり。スイス、ドイツ留学を経験して。

みなさん、こんにちは、

今回はドイツ語の検定資格であるGoethe-ZertifikatB2の合格までの道のりについて以下の3点書いていこうと思います。

 

1.Goethe-ZertifikatB2のレベルとは。

2.具体的にどのような対策を行ったか。

3.試験を受けてみての感想、そしてこれから

 

1.Goethe-ZertifikatB2のレベルとは。

英語もそうですがドイツ語の試験はA1からC2までのレベルに分かれています。A1→A2→B1→B2→C1→C2と右に行くほどレベルが上がってくる中の上から3番目のレベルがB2です。中級レベルのドイツ語を習得していることを証明できると思います。

以下の文章がGoethe-Zertifikatのホームページに載っているB2を合格することで証明できる力です。

  • ・具体的、あるいは抽象的なテーマに関する複雑な文の主な内容を理解し、自分の専門領域では専門的な議論も理解することができます
  • ・自然に、滑らかに意思を伝え、ドイツ語を母語とする人と、互いにとくに苦労することなく普通に会話することができます
  • ・幅広いテーマについて、明確で詳細に意見を述べ、時事的な問題への見解を表明し、様々な可能性の長所、短所を挙げることができます

 

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全レベルの合格していることで証明できる能力です。

B2持っていれば現地で生活をしても大きく困ることはないと思います。ただ、専門的な話や手続きなどの時には、わからない言葉も増えてくるかもしれません。また早口であったり、はっきり話してくれないドイツ人と会うとスーパーやレストランでも意思疎通が難しいときも何度かありました。僕の場合、そういった状況の時、相手がわかりやすいドイツ語を話してくれれば、ちゃんと理解できました。

 

2.具体的にどのような勉強、対策を行ってテスト対策したか。

勉強法を紹介する前にまず何点であったかを書きます。以下の結果でした。

Lesen(リーディング)      80/100

Hoeren(リスニング)                       70/100

Schreiben(ライティング)                69/100

Sprechen(スピーキング)                 87/100

全体 76.5%

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 6割以上の合格なので悪くはないですが、よくもないです。

 

では、具体的に何をしていたかを紹介します。まず主に使っていた教材は以下の写真のものです。

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 左からMir Erfolg zum Goethe-Zertifikat B2(Uebungsbuch)、Mir Erfolg zum Goethe-Zertifikat B2(Testbuch)、AspektneuB1.2、自作の単語帳(約1200語)です。

 

全技能を通して基本的には左の2冊を使い対策をしていました。試験開始の約2か月半前にUebungsbuchを買い、1か月半ほどかけてSchreibenまでやりました。まずは、どういった問題形式で出題されるのかを意識しながらやりました。というのも出題の方法によって身に着ける能力が違うからです。あとは、わからない表現、単語はその都度調べて、自作の単語帳に単語を足していきました。このくらいならだれでも言えそうなので、一技能ずつ何をやったか紹介していきます!

 

・Lesen(リーディング)

まずは、Uebungsbuchを指示通りにやり、単語、慣用表現を覚えられるだけ暗記しました。問題もたくさんあるのですが、とにかく難しいかったので、できないところはすぐ答えを見て、その言い回しをすぐに覚えたり、文構造を理解していました。基本的に、B2に出てくる単語の多くが、この教科書に載っているので、そちらを覚えることで語彙不足はカバーできると思います。大学制度や奨学金のことなど学校関連や仕事関連が出てくることが多いので、そうした分野の単語は絶対に抑えといたほうがいいです。その時に役に立ったのがAspektneuB1.2という学校で使っていた教科書です。単元ごとに単語があるので、仕事、休暇、買い物、学校、恋愛といったように分野ごとに単語を整理して記憶することができました。出てきた単語をがむしゃらに覚えていく力技も間違いなく必要ですが、整理して記憶することで覚えやすくもなるのでかなりおすすめです!とはいうもののこうして覚えても分からない単語はたくさん出てくるので、そうしたら自分で単語帳を作って地道に覚えていくしかないと思います。

単語の勉強に並行して大事なのが、文章を読むことに慣れる、ことだと感じています。分からない単語が出てきても、推測しながら読める力ですね。僕は、Testbuchの実際の過去問で慣らしていきました。5回分あるので、読んでいくうちに感覚がつかめてきました。正直、その他に読んでいる文章はほとんどなかったです、、。しいて言うなら、Deutsch Perfektと言うドイツ語学習者向けの雑誌を少しだけ読んでいました。ただテーマがつまらないと飽きてしまう可能性があります。

いずれにせよ辞書をいつも引いてしまう癖のある人は、一回辞書を引かずに文章を読んで理解しようと頭をフル回転させてみてください。そうすることで、自分の今までの知ってる知識や断片的な情報でも正解を導き出すことが絶対にできます!

 

・Hoeren(リスニング)

僕はドイツにいたので、リスニングに関しては学習しやすい環境にいました。大きく分けて3つのことを行いリスニング能力を伸ばしました。

①ドイツ人と会話をする。

②Uebungsbuch、Testbuchのリスニング問題を解く。

③DW(Das sagt man so )を聞く。

①に関してはスピーキングの時にも役立ちますが、リスニングもとても良い勉強になります。実際のドイツ人と会話するので圧倒的に耳が慣れたと思います。毎日聞く機会があったので。

②は、Lesenの時と同じで、問題の傾向とどういった所を聞くべきかを注意しながら勉強をしていました。全部記号問題なので、全部一言一句わからなくて解けるのがB2のいいとこですね。とにかく、本通りに忠実に進めていけばいいと思います。

そして③!これは多くのドイツ語学習者にお勧めしたいです!DW(Deutsche Welle)というサイトです。こちらでA1~C2までのドイツ語を聞くことができます。自分に合ったいいものがあるか探してみるととても良いと思います。僕は、様々なDWを見てきましたが、一番おすすめなのは"Das sagt man so."です。レベル的にはB2くらいだと思います。2分ほどドイツ語の慣用句についてのリスニングで、練習問題、そしてスクリプトもついているので聞きっぱなしではなく、しっかり復習もできます。僕がおすすめなやり方は、まず何も見ずに一回聞き、問題を解きます。そのあとにスクリプトを見ながら聞いてわからない単語を調べ、全部の文章の意味が分かるようになった状態でシャドーウィングを2,3回行います。このシャドーウィングが飛躍的にドイツ語のリスニング能力を伸ばしてくれると感じています。今も続けてシャドーウィングをしています。少し話はズレますが、Easy germanY-KollektivというYoutubeでドイツ語を聞ける動画もあり、勉強のやる気がないときは聞いています。リスニングは触れた回数だと思うので積極的に聞いてみるといいと思います!

 

・Schreiben(ライティング)

 Schreibenは苦手だったので、力を入れて頑張りました。まず、学校で週一回一つのテーマについて書く課題があったので、週一回は絶対に150ワードは書いていました。それに合わせて、UebungsbuchとTestbuchで対策しました。まず、最初に意識したのは文をどのように構成していくか、ということです。大きく分けて3つあり、それぞれの初めの文章をどう書くか、どういった書き方があるかなど、たくさんの例とともに覚えました。Uebungsbuchにはあらゆる種類の書き方や言い回しが載っているのでそれを暗記して、実際に作文する際に使ってみるのが一番いいと思います。つまり、僕はできるだけ文章を書く時の型を意識して、型にはめて書いていました。文章がもともと書くのが得意、またはドイツ語力に自信があればある程度自由に書けると思いますが、それ以外の人は、基本に忠実に書き方をまるぱくりしても悪くないと思います。しかし、さらに上級を目指すのであればそれではまずいと思うので、日々勉強中です、、。

 

・Sprechen(スピーキング)

もうこれに限っては、問題形式を確認しただけです!あとは、実際に話す!話し相手がいないなら一人でとりあえずドイツ語で話してみる!それをしました。スピーキングで一番必要なのは話すときに、自信をもって怖がらずに話せるかだと思います。そのため簡単な会話をドイツ人として、自分はドイツ語できると根拠のない自信をつけるとよいかもしれません。あとは、試験の言い回し(Meiner Meinung nach, Ich bin der Ansicht,dass usw)は覚えておくとポイントが高くなるのではないのでしょうか。

 

 いざ思い返すとそんなに対策してない気もしてきますが、上の点をまとめと、、

Lesen ①単語、熟語はとても重要。②関連をもって覚えることで効率アップ。

     ③文章に慣れる。④参考書をしっかりやりこむ。

Hoeren ①ネイティブと話す。②参考書のをやりこむ。③DWを聞いて耳を慣らす。

      ④シャドーウィング

Schreiben 文の構想、型を意識する。 

Sprechen とにかく話す!

 

 3.試験を受けてみての感想、そしてこれから

実は3年前にも僕は一回受けており、その時はリスニングがほとんどわからなくて、歯が立たなかったのを覚えています。そこから比べると少しですが、ドイツ語のレベルも上がってきたのが、試験後実感できてうれしかったのを覚えています。正直、Lesenが一番自信なかったのですが、8割取れていて驚きでした。過去問でも大体7割~8割くらいだったので、かなり運もよかったです。もう一度受けたら、、どうなるのだろうと、、と考えると怖いですね。なんとかB2までたどりつきましたが、自分の思っているペラペラにはまだほど遠く、いつになったら流ちょうに話せるようになるのかと正直疑問です。C1をとってもそう思うかもしれません。それほど言葉を学ぶということは、ゴールがないのだと再度実感しました。そのため、伸び悩んだり、勉強したところで将来生かせるのかと考えるときもありますが、とりあえずは信じて勉強し続けようと思います。とはいっても言語だけを勉強していればよいというわけではないので、その言語をツールとして使うためにも、中身の様々な分野の教養も同時に身に着けていこうと思います。次は、ドイツ語検定準一級、一級、そしてGoethe-ZertifikatC1を目指しています。高校時代、受験のため一度離れたドイツ語ですが、またこうして勉強できていることに感謝して勉強していきます!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

また、次回の投稿で!