筋トレドイツ語好き大学生のブログ

筋トレとドイツ語その他さまざま考えたことなどを綴っていきます。

ドイツ文学生はどれだけドイツ文学に詳しいのか。文学部はそもそも必要なの?

みなさん、こんにちは、

 

今日は、文学部ドイツ文学科に所属する3年生の私が、どれだけドイツ文学について詳しいか書いていきます!

というのも、大学には様々な学部、専攻があり、一体大学での専攻で実際どのレベルまで学ぶことができるかをありのままお伝えしたいからです。(まだ2年間しか勉強していませんが、、。)他の学部、学科がどうかは全くわからないので、あくまで僕の所属している大学の学部学科に限ります、、。

以下の3点を中心に書いていきます。

 

1.どのくらいの頻度でドイツ文学を学んでいるか。

2.今まで何冊のドイツ文学を読み、その程度詳しいのか。

3.日本の大学の専門、専攻とは??文学部はそもそも必要か?

 

1.どのくらいの頻度でドイツ文学を学んでいるのか。

大学1、2年生の間は、週一回しかドイツ文学の授業がありませんでした。

 そのうえ、大学1年のドイツ文学の授業は「ドイツ文学入門」というもので、他学科の生徒も取れる授業でした。一般的なドイツの歴史、文化、芸術、そして文学について広く浅く学びました。高校の時の世界史のヨーロッパ史を勉強しているイメージに近いかもしれません。そのため、そこまで専門的なことを学ぶわけではありませんでしたね。

2年生になってからは、少し専門的なドイツ文学の授業となり、春学期は、ゲーテの書いた「若きウェルテルの悩み」について学びました。ウェルテルの様々な文学者の解釈について学び、その意見に対して自分の考えも踏まえながら最後にはレポートを作成しました。このレポートを書く際には、図書館にこもり本を探して読んだり、授業のレジュメを見返しながら書きあげました。

秋学期、僕はドイツでドイツ文学の授業をとっていたので、すべてドイツ語で勉強する羽目になったわけですが、如何せん難しすぎてかなり授業を理解するのに苦労しました。週一回の授業で、毎回の授業で一つの作品のあらすじを読み、そこからその作品の伝えたいことなどを皆で考えていきます。しかし、日本語でも難しいことをドイツ語でやるので、、、もう言わなくても分かると思います(笑)。10個ほどのドイツ文学作品のあらすじは読んだと思います。

 

2.今まで何冊のドイツ文学を読み、その程度詳しいのか。

結論から言うと大学に入ってから、ちゃんと読んだドイツ文学は一冊だけです!「若きウェルテルの悩み」だけですね。そのため、正直ほとんどドイツ文学の知識がないといっても言い過ぎでないです。

1,2年次はやはり、まずはドイツ語の勉強をしなくてはならないので、そちらに全力を注いでいた印象です。ドイツ語は週90分×6回だったので、集中的に学びました。

3,4年生から自分の興味のある分野に分かれ、本格的にドイツ文学について研究していくと思うのですが、今までのところドイツ文学に関する専門知識がほとんどないので、ドイツ文学を学んでいると胸張って言えない自分がいます。他の一般教養の科目や他学科科目で勉強した学問のほうが詳しくなったりしている気もします(笑)。

 

3.日本の大学の専門、専攻とは??文学部はそもそも必要か?

大学3年生になるので、いよいよインターンや就職活動などを意識し始めるころですが、大学の専門知識が将来どのように役に立つのだろうかと考える時が多々あります。いわゆる一般企業に就職するのであれば、ドイツ文学の知識が直接社会に役に立つことはないはずです。今の大学受験を見ていただければわかる通り、偏差値で大学を選び、自分のやりたいことより大学名や偏差値で選んでいるのが、実情でしょう。そうした中、大学で学んだことを社会に出てから役立てのはとても難しいことであり、極論を言ってしまえばちゃんと学ばなくても卒業できてしまうことはあるはずです。では、日本の大学で勉強する意味とは一体何なのか、、そう考えてしまうことも少なくありません。

それに対し、ドイツや多くの他の国は日本の大学受験のようなものがなく、自分の興味の持った分野の大学に入学することでできます。大学受験がない分、大学に入ってからの勉強が大変であり、大学である程度の専門性を身に着けて就職していきます。ドイツと日本の大学のシステムのどちらが良いかとすぐに言及することはできませんが、せっかくの貴重な大学時代にある程度の専門性を身に着けられれば、その後の社会に出た後にとても役に立つと思います。この考えだと、社会に出てすぐに役に立たないと思われるのが間違いなく、僕も所属している文学部でしょう。文学部は不要だ!ともいわれることも多いですが、本当にそうなのでしょうか

たしかに、僕自身も大学に入ってからは様々なことに追われることも多く、文学、大衆小説もあまり読むことが少なり、代わりにビジネス書を読んでおり、こうした考えになることも少なくありません。しかし、自分が悩んでいたり、弱いと実感した時にこうした文学、小説を読みたることがあります。特にドイツ文学は大学受験中に読んでいたものも多く、そうした文学の中には、人間とは一体何なのか、どのように生きるべきなのかが記されていると感じます。また、主人公の視点から物語が進むのでその人の自分とは違った視点で考えることになりますし、さらには想像力が鍛えられると思います。社会に出てから役に立つようなスキル以上にこうした人間全員に共通する根本的な部分を大学時代に学べるのはとても大切であると僕は信じています。

 

まとめ:

1.ドイツ文学の授業は週一回だけ!しかもあまり深い内容ではない。

2.大学時代にちゃんと読んだ文学は1冊だけ。ドイツ語の学習に力を入れて勉強していた。

3.文学部は必要なのでは?というのも人間全員に共通する根本的な部分だから。

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

では、また次回の投稿で!